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狩猟民族の館(Hunting Factory)

狩猟、川漁、採取に関することから始めましたが、野菜作り、ミツバチ、キノコ、朝市のカテゴリまで増え、広く深くという内容になりました。一般の方が知らない世界を覗けます。since2007.7 

日本ミツバチの状況(R元年6月)

日本ミツバチの分封群を捕獲して早い時期のものでは2ヵ月を経過しました。

近くの巣箱の状況から報告すると、超強勢群だった会社の1群は知らぬ間に孫分封して勢力が衰えてしまいました。
やはり勢力がある母群はこうなるんですね。
近くに空巣箱を設置していましたが入居なし。勢力の衰えが激しいので、数群が分封したかもわかりません。
残った娘女王蜂の今後に期待です。

果樹園の近くで捕獲した群れは、調子よく巣が大きくなり数も増えていましたが、心配していた農薬被害を受けて死んだ蜂児を巣の外に出しはじめ勢力が減衰しています。
おそらくネオニコチノイド系農薬に花粉を介して暴露したと思われます。この農薬は数ヵ月経過しても無害になることがないようで、最終的には群れが倒れて消滅する結末になりそうです。

自宅で捕獲した群は当初から腹部に蝋を付けた個体が多くて心配していました。
巣作りの材料である蝋は若蜂の腹部から出るそうですが、それを使わないということは巣が大きくならないということで、実際にも同時期に捕獲した群れに比べて巣が小さくて心配していました。
材料があるのに巣作りをしない原因は何なんでしょうね。もしかすると職人不足かな?(笑)それとも巣箱の一部が気に入らないためその部分を避けているのか?
で、現在はというと、勢力は上向き巣も拡大していて、6月までに倒れるという経験者の話し通りにはならずほっとしています。

その他は巣箱の3段が一杯になり4段にしたものもあり、特に問題なく巣を拡大して勢力を伸ばしいます。

次に、遠い場所に設置している巣箱ですが、はぼ放置状態なので非常に心配していましたが、やっと先週末に様子を見に行くことができました。

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どれもこれも蜂数が増えて外に溢れています。

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これなんか巣箱が見えませんがな。

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調子が悪い群れはなく全ての巣箱を4段にしましたが、早めに採蜜するかさらに継箱をしないといけないかもわかりません。

こちら方面はいまだに梅雨入りしていないので、今は勢力が拡大していますが、今後雨が続けば集蜜量は少なくなりますね。
採蜜は、秋くらいかなぁ。

おまけ
巣箱の確認をして自宅に帰りくつろいでいたら、腹部と指に吸血しているダニを発見!翌日には、太ももを這っているやつを発見!まだどこかに潜んでいるかも。

今年は、ダニも当たり年か?


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カラスの被害対策

地元がモモ、ナシ、ブドウ等の果樹栽培が盛んな地域なので、カラス被害については過去に何度も記事にしたと思います。

実績から果樹被害の対策としては、細い黒糸を果樹の上に張ることと、カラスの死骸を吊るすことが最も効果的だと思います。

しかし、カラスは知能が高くて果樹以外でも、家庭菜園のトウモロコシ、イチゴ等の食害や、ごみを漁って散乱させたり、野鳥の卵や雛を襲ったり、時には人を襲ったりという被害もあります。

個体数を調整することができなければ、そういった被害を低減することは難しいでしょう。カラスも食べなければ生きていけませんからね。

以前だと、捕獲は散弾銃や空気銃などの銃器を使用することが主でしたが、近年では鉄砲で撃つことが難しいご時勢になりました。

我が猟友会分会でも銃による捕獲は自粛気味。依頼により安全に配慮しながら撃っても、気に入らない人が携帯電話から110番されると大変なことになりますからね。

で、ここ数年は捕獲檻での捕獲に挑戦していて、毎年捕獲檻を増やしています。

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その甲斐があって、各設置場所で年間に数十羽程度を捕獲しましたが、捕獲数が繁殖により増加する数を超えることはできていないでしょう。

それでも地道に防護と捕獲を行なうしか手立てはありませんからね。


そういう状況の中で、10年ほど前に最初に製作した捕獲檻の1基は、捕獲実績が無いままに時が過ぎ、檻の管理者から取壊し撤去する案がでました。

カラスの捕獲檻としては、最も良い場所に設置してあり、4.0mの立方体なので現存する捕獲檻では最大。

管理者を代えて、少し改造すれば十分機能すると考えていたので、真面目で信頼のおける駆除班員に管理を交代してもらいました。

それが昨年の7月で、その捕獲檻を新しい捕獲檻と同じ仕様に改造し稼動。

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それから今年の3月末までの約9ヵ月間で、なんと1000羽以上も捕獲!

ひと月に100羽以上のペース。多い日には、一日で40羽以上の日が何度もありました。

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短期間にこれだけの数を捕獲すると今までに見えなかったカラスの行動パターンが見えてきます。

設置している周辺には鶏舎があり一年中カラスは居ますが、見える限りでは多くて100羽程度なので、総数で200羽から300羽程度がその周辺で行動していると予想していました。

それがこの捕獲数ですからね。

まだまだ検証過程ではありますが、以下のことが判明又は推測されます。

1.捕獲したカラスはほぼ当歳の危機管理意識が薄い個体で、近くに居る親鳥は捕獲が難しい。
 
2.当歳のカラスは定住しているのではなく、群れになって各地を移動している。

3..捕獲は巣立ち後からが特に多く、前日にはゼロでも群れが来ると群れの大きさに伴った捕獲数になる。捕獲を免れた個体が他の群れと合同するのかどうかは不明。

4.他地域の出没数が激減していることから、1箇所での捕獲でもかなり広範囲での被害低減に繋がる(半径10km程度以上?)。

5.餌は、おとりのカラスの為と誘引剤としての役目があり、どんなものを与えるかが非常に重要。また、食べやすい大きさにカットしなければならない。

6.餌と水の補給は、基本的に毎日行なう。

7.おとりのカラスは、他の群れの個体でも構わない。

8.捕獲檻を設置する条件で最も重要なのは、カラスが移動する中継地点であること。

9.捕獲数を増やす最も重要なことは、真面目に行動する管理者を付ける事。農家の方が餌と水を補給してくれるという条件で捕獲檻の設置を行なっても、最初はいいですがそのうちに疎かになります。

ざっとこんなところでしょうか。

捕獲したカラスは、カラス除けの脅しとして希望者に差し上げていますが、前年度には大被害にあった場所でも無被害で収穫を終えたと好評です。

ただ、腐ってしまうと効果が無いので、ホルマリンを口から飲ませて腐敗防止処置を行なうことが必要です。

この捕獲檻を設置してから、他の捕獲檻での捕獲数は年間に数羽と激減しました。

この実績から、今のところ捕獲檻は数多く設置する必要は無く、最も条件が良い場所に大きなサイズのものを製作し、真面目な管理者を付ければ良いという結論になりますが、まだまだ検証途中ですので新たな発見があるかもわかりません。

カラス被害でお困りの方は、ご参考にしてください。


平成31年(令和元年)日本ミツバチ分封考察

昨年は、温暖な気候の当地ではありえない最低気温が連日のマイナス4度という日が続く記録的な冬でしたが、今年は、平年並みの気温で推移して春を迎えました。

4月15日から気温が上昇し、雨天だった天候が回復したので、その日から日本ミツバチの分封が最盛期を迎えることを皆さん予感していたようで実際にもそうなりました。

会社に置いている巣箱には、4月15日に捜索蜂が来て翌日に日本ミツバチの御一行様が御入居。

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その後一週間で各地に設置した巣箱で9群が御入居しました。

最盛期真っ只中なのでその後も分封群の捕獲が続くと思っていましたが、10日ほどはほとんどなくて現在は12群の入居を確認したところまでです。

最盛期に入居が途絶えた原因は後に判明しました。結局のところ、急いで製作した巣箱に欠点があったということです。

私だけが今年特に成績が良いというわけではなく、近隣の方の情報によれば皆さん大豊作状態だったようです。

ではなぜ?日本ミツバチの分封が多かったのかと考えたところ、思い当たることは、昨夏の7月5日から降り始めて記録的な大災害となった「西日本豪雨」。

この豪雨で被害を受けたのは、人間界だけではなく自然界の生き物も同様。

個々の生き物の被害程度を知ることは無理でしょうが、ミツバチを飼育している人たちは、通常なら8月頃から始まるスズメバチの襲撃がほぼ皆無で秋も深まった頃に少しだけあったかな?という程度だったことに異変を感じたと思います。

でも、悪い現象ではないのでみなさん喜んだと思いますが、その時スズメバチは大きな試練を受けていたのです。

土中に営巣しているスズメバチが豪雨により壊滅的な影響を受けたことでミツバチを襲撃する勢力を持った群れが少なかった。

そのことにより、多くのミツバチの群れが勢力を維持したまま冬越しを行い今春の大量分封につながったのではないでしょうか。

昨夏の豪雨が意外なところで良い結果をもたらせたということですが、しか~し、これで自然界のバランスが崩れ新たな大災害の引き金になるかもわかりません。

その一つがこれ。

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なんと!林道に何者かに噛み切られた葉っぱの残骸が雪のように積もり異様な景色が。

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一日に数台しか通行しない道路に立つと、し~んと静まりかえった中にカリカリという音が全周囲から聞こえます。

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この犯人は、様々な種類の毛虫。

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スズメバチの襲撃を免れたのはミツバチだけではなく、他の昆虫も同様で、今春に産卵し孵化した幼虫のうち葉が好きなものは山の木々を標的にする。

まだまだこれは氷山の一角というやつで、これと同様な現象が他でも起こっているかもわかりません。

この膨大な数の幼虫が成虫になるとどうなるのか?

農作物被害だけに留まらず思いもよらないことが起き、それが引き金で人類が滅亡するかも?という最悪な結末もありえますな。

ま、そうなれば地球全体の自然環境がリセットされ生き残った生物にとっては朗報となるでしょう。

人類って自然界を無視してちょっとやり過ぎているのではないか?と思っているのは私だけではないでしょう。


さて、話を日本ミツバチに戻すと、最初に入居した群れは強勢群で一月後には3段の底まで巣房が延び現在は4段ですが、この勢いだと1週間程度で5段目が必要になりそうです。

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こんな超強勢群に生長したのはお隣が耕作放棄地のレンゲ畑という好条件に恵まれたからでしょう。

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ところで、分封が落ち着いたので捕獲したミツバチの群れの届けを行いました。

日本ミツバチは、在来種なので届ける必要が無いと聞いていましたが、規則が変更になり届を出さないといけなくなったそうです。

「蜜蜂飼育届」は、保健所と聞いていたので電話してみると、「何のこと?まったく解りません」、という内容の返事が返り、ネットで調べてみると、全然異なる「岡山県農林水産事業部農畜産物生産課」でした。

簡単な内容を書き込み、即日届けに行き費用を聞くと無料とか、情報では登録費用が必要だと聞いていたが・・・

いつもの事ながら、伝言ゲーム的な世の中の情報を信用するのは馬鹿げていると感じた一日でした。


巣箱製作と分封状況

ことしもやってきたミツバチの分封時期。

昨年は、最終的には7群捕獲しましたが、現在の状況として2群は無王群で倒れ、1群は巣箱が倒れて逃居、1群は産卵停止で倒れる、1群は煙か産卵停止が原因でほぼ倒れる寸前、そして1群はスズメバチに巣門を齧られ侵入され逃去。

結局、現在のところ分封しそうなのは1群のみと言う寂しい状況です。

しかし、数々の失敗をして多くの事を勉強することができたので今後につながると思います。

昨年は、巣箱の数に対して捕獲率が4割以上という好成績を残せたので、今年は守備範囲を広げて捕獲数を増やすために新しい巣箱を制作中です。

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本来ならば、この時期までに巣箱の用意をしていなければならないのに、例によってあれこれと忙しく切羽詰った状態で作業をしています。

先週の土曜日には、分封の状況を観察に南部の瀬戸内海に近い山に巣箱のメンテナンスも兼ねて出かけてきましたが、雄蜂もまだ見れないので分封の始まりは4月末頃からの気配です。飼育群は分封しているようですが。

明日から天気が回復して最高気温が上昇する予報なので、本格的に分封群の捕獲に取り組まないといけないですね。

でも、リン(ブリタニースパニエル)が生後6ヵ月になるのでそろそろ訓練にも行きたいし、その頃になれば夏野菜の植え付けも始まります。

令和の時代になっても今までと何ら変わりなくバタバタと忙しい生活が続きそうですなぁ。




イノシシ捕獲補助システム

これは、イノシシの捕獲檻を制御する機器です。

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カメラ、赤外線センサー、温度センサー、画像識別センサー、自動閉鎖システム等を内蔵。一番上のトレイルカメラは私が設置したもので関係ありません。

鳥獣被害を低減する手助けとして工学系の大学生が試作したものです。

先日、研究成果として発表を終わらせ、次は大学との共同研究として実用的な製品を製作する段階に入る予定。

扉の閉鎖はAIでイノシシを識別して自動で行うものと、スマホを見ながら手動で行う2方式を考えています。

農耕民族になってしまったと思わせといて、実はこんなこともやり狩猟民族として生き残っていますよ(笑)

実は記事にはしていませんが、あいかわらずイノシシの捕獲もやっており、今年も地区ではトップの捕獲数を保っているのではないかと思います。

特に変わったことといえば、仕事が忙しくて予定が立たないくくり罠猟を減らし、獲る日を限定できる箱罠猟をメインにしたことですかね。

ですから、ちょうど時期的にはピッタリの捕獲システムということです。

こちらのイノシシは、人家周りに潜んでいるため警戒心が高くて、箱罠で捕獲の為に蹴り糸を張っただけで近寄らなくなりますからこのシステムには期待しています。

ただ、小型で目立たないようにしないと警戒しますからね、そういう配慮もしないといけません。

これは今後の展開に目が離せませんなぁ(笑)


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川ガニ

川ガニ

動物の生態を観察し、猟・漁の技術を高め、獲物の処理と調理方法にこだわり美味しく頂くこと念頭に行動しています。

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