狩猟民族の館(Hunting Factory)

狩猟、川漁、採取に関することをメインとしたブログのはずが、最近は農耕民族となり無農薬、無化学肥料、自家採取種、温床による育苗、無肥料にも挑戦、で野菜作りもやってます。そして日本ミツバチも飼い始めましたが前途多難。since2007.7 

ブリタニーのマナー(5)

主人と犬が一緒に歩くときのマナー、後付けです。

犬が主人の前に出ず横一列になり、主人のスピードに合わせて歩きます。

後(アト)とか付け(ツケ)とか言って指図します。

これもコツさえ解れば簡単に覚えることができます。


まずリードを付け主人の左にこさせます。その時にリードは目一杯短く持ち、主人に寄り添うくらいにします。

使用するリードは太くて丈夫なものにしてください。

その状態のまま歩き始めて、犬が前に出ようとしたら”アト”と言ってリードを強く後ろに引きます。

普通の犬でしたら、この繰り返しをするだけで覚えますが、強情な犬なら余ったリードを回して先端で前に出た鼻つらを”アト”と言って叩きます。

それでも前に出ようとする場合は、リードの先端が前に出た犬に当たるように回しながら歩きます。

回しながら歩くときには周に注意して行って下さい。

歩いている時に、車や他犬に出会ったら”マテ”と言ってリードを引いたまま待たせ、通り過ぎたら”アト”と言って歩き始めます。

このやり方で毎日散歩すると完全に”アト”を覚えます。

どうです?簡単でしょう。


私は犬を散歩に連れて行くことは一切しませんが、このマナーを教える時だけは別です。

毎日、外に連れ出し色んな誘惑に遭遇させ完全に身に付けさせます。

こうして”アト”が身に付くと、散歩は遊びではなく訓練になり、途中で勝手に大小便をすることもなくなります。

犬が大小便をしたい素振りを示したら”マテ”と言って止まり、”イケ”と言って開放させます。

用便が済んだら”アト”と言ってリードを引っ張り横に付かせて歩き始めます。


今回で一般的なマナーについては終わりにし、次はご希望により「狩猟編」を書こうかと思っていますが、その前に、普段の犬との接し方を書いておきます。

まず、散歩は前述したように、まったく行いません。

定期的に散歩をしていると、その時間になったら催促して吠えたり、しないことでストレスが溜まったように見えるかもわかりませんが、散歩の癖を付けなければそんな行動はとらなくなります。

それよりも家に居るときは、よく遊んで可愛がってやるほうが重要だと思います。

猟友は「頭が禿げるまでさすれ」と言います。頭が禿げたらカッコ悪いのでほどほどに(笑)


次に、食事の時間ですが、主人の都合に合わせ不定期にしてます。いつも同じ時間に与えていると催促して吠えたりします。

食事は夜に1回で、おやつは与えません。量は犬の状態を見て夏場は少なく冬場は多く与えます。猟期には痩せてパリパリになるので、様子を見ながら場合によっては朝にも与えます。

パリパリに痩せたほうが、動きは抜群に良くなるんですけどね。


それと犬小屋はあるんですが、大き過ぎるのでゲージに寝させています。常に人間のそばにいると犬が落ち着くのと、吠えたりしても直ぐに怒れます。


今まで書いた事は、あくまでも私自身がやっている事なので、これが100%良いとは限りません。他にも色んな考え方や教え方があると思います。

あと、マナーを徹底的に教え込むと「強制過多」になって犬の自主性がなくなり、猟に使うにも弊害が起こる可能性があります。

最も大事なことは、自分の愛犬に手をかけて触れ合う事だと思います。


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ブリタニーのマナー(その4)

今回は”ハウス”ですが、特に、車に乗せる時の”ハウス”の教え方です。

その前に、自宅の小屋に入れる時に”ハウス”を教えておくと、言葉を知っているので車に乗せるときにも教えやすいです。

IMG_4247.jpg

自宅で教えるのは、毎日の小屋の出し入れの時に教えるだけです。

小屋に入れる時、出入り口で”マテ”と言って止まらせ、小屋の戸を開けて”ハウス”と言って中に入れます。

小屋から出す時にも、出入り口の戸を開ける前に”マテ”と言って止まらせ、戸を開けてリードを付け少し待たせてから”イケ”又は”ヨシ”と言って連れ出します。

初めのうちは、”マテ”と言っても待たずに出ようとしますから、その時には戸をすぐに閉め”マテ”ともう一度言います。

これを繰り返していると、止まらないと戸を閉められるので待つようになります。


車のゲージに乗せるときの教え方は、複数頭犬を飼っている方だと、先導犬がハウスをすると教えようとする犬も車に足を掛けてハウスをしようとしますので、その時に”ハウス”と言って体を持ち上げてゲージに入れていると簡単にハウスをするようになります。

単犬の場合ですと車に飛び乗る事を知らないので、それを教える方法が何通りかあります。

まず、ゲージを空けておいてゲージの下で一旦止まって体を持って”ハウス”と言いながらゲージに入れる方法です。これを繰り返していくとリードを付けたままタイミング良く”ハウス”と言うと乗るようになります。足を掛けても飛び乗らないようなら、少しお腹の下から手を入れて手助けするといいでしょう。

次に、地面から車のゲージまでの段差に板などを渡してスロープにし、リードを付けたまま少し離れた場所から歩きながらその勢いでスロープを”ハウス”と言いながら登らせゲージに入れる方法です。これを何度か繰り返していると板を外しても”ハウス”するようになります。

”ハウス”を教える事自体は難しくありませんが、主人が”ハウス”と言ってゲージに入れるタイミングが悪いとしないこともあります。

犬にちゃんと主人を見させてから”ハウス”と言うのがいいですね。

”ハウス”と言う言葉を知っているのに言う事を聞かない場合は、ゲージの傍で少し可愛がってやると素直に”ハウス”したりもします。

もっと遊びたいので車に近寄らない場合は、離れた場所でリードを付けてから車に帰ったほうがいいでしょう。

ポインターを飼っている猟友に主人が持ち上げてやらないとハウスをしない犬がいます。30kg以上もある犬を毎回持ち上げるのは大変そうです(笑)

普段から可愛がって一緒に遊んでいると、主人の言う事はよく聞くものです。人間の都合が良いときだけ命令して指示に従わせようとしても犬は嫌がって言う事を聞きません。

それから、エサで釣ってハウスさせるのはやめたほうがいいと思います。

もし与えるのでしたら、ハウスした後に与えるようにしましょう。ハウスの前にエサを与える癖をつけると、エサがないとハウスをしなくなります。

猟友に「鉄砲忘れても犬のおやつは忘れるな!」を実践している者がいます(爆)



ブリタニーのマナー(3)

今回は、待て(マテ)と行け(イケ)又は(ヨシ)の教え方です。

これは、とても簡単に覚えるので、わざわざ記事にするまでもない内容ですが、超初心者の方の為に書いておきます。

これを教えるのは、食事やおやつの時です。

これも離乳後の子犬のときから始めます。成犬でも教え方は同じです。

写真のように、食事のときに”マテ”と言って、手で犬の体を止めて食事を食べさせないようにします。

IMG_4243.jpg

”マテ”の時間は、初めのうちは短く徐々に長くします。

”マテ”の後に、犬を止めている手を離すと同時に”イケ”又は”ヨシ”と言って食事を食べさせます。

何回かやっていると、手で押さえなくても”マテ”の号令だけで待つようになります。

毎日の食事やおやつの時にするだけで十分です。



この言葉を理解できるようになったら、いろんな場面で使ってみましょう。

”マテ”という言葉を覚えたら、歩いているときに人や犬、車などが来たら”マテ”と言って止まり、通り過ぎたら”イケ”又は”ヨシ”といって進みます。

猟や訓練の時に捜索させたい場所があれば、指で方向を示し”イケ”と言ってその場所に誘導します。それを何度もやっていると、指さすだけでその方向に行って捜索しだします。

猟や訓練の時、捜索の途中に犬が立ち止まって、こちらを見て指示を問う場面があります。その時にもっと捜索させたかったら、”イケ”と言って捜索を続行させます。やめさせる場合は、”来い”と言って呼びます。

犬がポイントしている時に、撃ち手が配置につくまで”マテ”と言って待たせておくこともあります。

この言葉は、簡単に覚えるのに使い道が多いですね。


”イケ”と”ヨシ”についてですが、使い分けている方もいますが、私は”イケ”だけしか教えていません。


ブリタニーのマナー(その2)

私たちが猟をする上に必要な、犬に覚えさせる最低限の言葉は、来い(コイ)、待て(マテ)、行け(イケ)、ハウス、後(アト)の5つくらいです。

不思議なことに、たったこれだけの言葉を理解できているだけで、「凄い!お利口さんな犬ですね」と言ってもらえます。

この他に私は、捜せ、持って来い、ポーズなどを教えます。

この中には、犬に教える最初の言葉として定番になっている、お座りとお手が入っていないことに気づかれましたか?

猟をする上では必要とならない言葉なので、教えてなくてもかまいません。ですから、我が家の犬たちは、お座りとお手をしません。

IMG_4220-1.jpg

私が最も重要と思うマナーは、呼び戻しの来い(コイ)です。

これを教えていないと、犬を誘導しての訓練や猟をする事はできません。

時々、このマナーが入っておらず、猟場に放したら行きっぱなしで勝手に猟をしてしまい、鳥が獲れず猟に行くのが嫌になったというハンターの話を聞きます。

他のことは教えていなくても、来い(コイ)だけ理解できていれば何とか猟にはなるものです。

この言葉を教える時期は、自分の家で繁殖した場合は離乳後直ぐに、他の場所で繁殖した場合には家庭に引き取った直後から始めます。

出来るだけ早くはじめた方が、早くその犬を扱いやすくなるのと、完璧に身に付くように思います。



私のやり方は、すぐに来い(コイ)を教えるのではなく、口笛を吹いて呼ぶ訓練から始めます。

幼い時から、食事の度に口笛を吹いてから与えるようにします。そうすると、口笛を吹くと主人に寄ってくるようになります。

そして、主人に寄って来ている時に来い(コイ)と言って呼びます。すると、来い(コイ)と言う言葉だけでも寄ってくるようになります。

主人の傍に来たら必ず座って褒めてやってください。

犬が少し大きくなったら、遊ばせているときに、座って名前を呼び来い(コイ)と言いいます。

普段から可愛がっていると、主人が座ると遊んでもらえると思って、傍によって来ます。

傍に来たら少し遊んでやり、開放します。

ここで、すぐに開放せず小屋に閉じ込めたりしていると、主人が呼ぶと閉じ込められると思って傍に来なくなります。

最後には、小屋に閉じ込めなければなりませんが、それまでに良く遊んでやっていると次回からも呼べば来ます。



このように幼い時から教えるのは簡単で手間が掛かりませんが、成長してからは少し手間が掛かります。

まず手始めに、子犬と同じように食事のときに教えてみます。

少し遠くから、名前を呼び来い(コイ)と言いいます。

犬が傍に来るまで、何度か呼び言葉を覚えさせます。

はじめのうち、犬は食事が欲しいので主人の傍に寄ってくるだけですが、徐々に食事がなくても、呼べば主人の傍に来るようになります。

食事やおやつの度に毎日それを続けていると、来い(コイ)という言葉とその意味を理解するようになります。

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もし、このやり方がだめなら、強制して教える方法があります。

犬の首にチェックロープの長いものを付け、片方の端を主人が持ち犬は自由にさせます。

歩いている途中に、大きな声で名前を呼び来い(コイ)と言いい、チェックロープを瞬間的に強く引っ張り傍まで手繰り寄せます。

そして主人の近くに来たら座って褒めてやり、開放してまた歩き始めます。

この繰り返しを何度もやっていると、チェックロープを瞬間的に強く引っ張るのが嫌なので、言葉だけで直ぐに反応して主人の傍に来るようになります。

ここで、注意することは、この訓練の期間中にはチェックロープ無しでは絶対に放さないことです。

何日もこの訓練をして、もう大丈夫と確信できるまでやります。


来い(コイ)が完璧に出来るようになれば、あとのしつけは簡単に覚えます。

次回の予定は、待て(マテ)、行け(イケ)です。これは、簡単すぎて記事にするまでもないかな~?



ブリタニーのマナー(その1)

これから、何回かに分けて私が行っている”しつけ”の教え方を公開したいと思います。

”しつけ”でお困りの方に何かのヒントとなれば幸いです。

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日本に輸入されているブリタニー・スパニエルは、殆どが猟系の血統を受け継いだ犬のようです。

ですから、猟犬はもちろん愛玩犬として飼われているブリタニーの殆どは猟系ということになります。

私は、ショー系のブリタニーに会ったことがないので、どんな性格をしているのかはわかりませんが、猟系のものは活発で常に動き回っているという印象を抱かせます。

ですから、初めて見た人はこんな犬をしつけるのは無理だと思うでしょう。

でも、実際にはその犬にあった教え方をすれば、簡単に人間の意思を理解させることが出来ると思います。

「その犬にあった教え方をすれば」と書きましたが、これが最も重要なことで最も難しいことです。

犬の性格は様々で、ブリタニーと言えども活発で怒ってもあまり動じない犬ばかりではなく、シャイで怒るとおびえて何も教えられない犬もいます。

そういう犬たちに同じ教え方はできませんし、個々の犬によって理解力も違います。

ですから、ここでは教え方のヒントを書きますので、犬の様子を見ながら少しアレンジしてその犬に合った教え方をするなり、主人が他のその犬に合ったやり方を考えるなりしてください。

教え方を考えるのも、犬を飼う楽しみの一つになると思いますよ。



家庭でやってはいけないことは、無駄吠えと飛び掛りの2つくらいでしょうか。

特に無駄吠えは近所迷惑にもなりますし、主人が犬を飼い続ける意欲をなくさせる原因ともなります。

無駄吠えしてはいけないと教えるには、まず主人の意識改革が必要です。

無駄吠えをしたらどうしていますか?そのまま放置?犬の傍に行って吠えたらダメと言い聞かせていますか?それとも、吠えないように遊んであげていますか?

どれもやってはいけない事です。

それらを犬の立場になって考えると、そのまま放置すると悪い事とは理解できないし、傍によって言い聞かせたり遊んだりすると、人間の言葉は理解できないし吠えれば相手をしてくれるので、悪い事とは理解できないということになります。

それでは、どうするかと言うと、犬の相手をせず吠えたら間髪を入れず直ぐに怒る、後から思い出したように怒ったり、散々吠えた後に怒っても何に対して怒られたのか理解できません。

怒った後には傍に行ったり相手をしたりせず、無視してください。

主人が怒っていることを理解できないようであれば、犬の嫌がることをします。

たとえば、嫌いな音を聞かせるとか、嫌いな匂いを嗅がせるとか、小屋を叩くとか、水を掛けるとか、最後は体罰になりますが、新聞紙を丸めたもので叩くとか、それでもダメなら細くて丈夫なもので急所を外して叩くとかをします。犬の居る場所まで遠い時には水鉄砲という手もあります。泳げる犬でも水を掛けられるのは嫌がります。

吠える毎に間髪を入れずにやります。今回は大目に見ようとかではいけません。

それを何度か繰り返していると、吠えると主人に叱られるということが理解できるようになります。

でも、そこでもう大丈夫と思ってはいけません。ほとぼりがさめた頃に、徐々に様子見で吠え始め、そこで怒らないとまた以前と同じように吠え始めます。

強情な犬だと主人との忍耐比べになるかもわかりません。でも、諦めるといつまで経っても悪い癖は治りませんよ。


次は人間に飛び掛かる癖です。

飛び掛った時に、頭をヨシヨシと撫でたりしていませんか?

これも無駄吠えと同じで、それをしたらダメだと理解させるような事をします。

たとえば、飛び掛った毎に、前足を何かで叩く、前足を捕まえて強く握る、前足を捕まえたまま後ろ足を強く踏む、同じく前足を捕まえたまま後ろ足を横から払ってこかす、理解力がある犬なら前足を持って床に置くことを何度か繰り返しているだけでしなくなることもあります。

この癖を完全に無くすには、接している全ての人がやらないと、この人にはやっても良いとか悪いとかを犬が判断しだします。

次回は、指示に従わせる方法です。

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川ガニ

動物の生態を観察し、猟・漁の技術を高め、獲物の処理と調理方法にこだわり美味しく頂くこと念頭に行動しています。

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