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狩猟民族の館(Hunting Factory)

狩猟、川漁、採取に関することから始めましたが、野菜作り、ミツバチ、キノコ、朝市のカテゴリまで増え、広く深くという内容になりました。一般の方が知らない世界を覗けます。since2007.7 

有機農業について

平成30年から平成31年の約1年間で、岡山県と農水省が主催した有機農業に関する講座等を4回受講しました。

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子供の頃から魚介類や昆虫、爬虫類などを捕まえたりするのが好きで海川山で遊んできました。それは現在も進歩なく同様なことをやっているんですけどね。こんなことを長年やっていると自然環境の変化が身近に感じられます。

高度成長期には、工場や家庭からの排水や農薬の使用により身近な水路や河川環境が激変して生物が住めない状態にまで悪化してしまいました。その後、工場からの排水に対する水質規制や毒性が強い農薬の規制、それに下水道の普及により徐々に水路や河川の環境が改善されてきたことを実感し、このまま以前の環境に復活するのではないかと期待していましたが、現在は、また悪化の一途を辿っています。

現在の悪化原因が何なのかまったく思い当たらず、大学の先生達にお願いして河川調査を実施したところ、原因の一つとして人工の河川構造物による影響で魚類が住みにくい物理環境になっているということが解ってきました。ただ、人工物の影響を受けていない上流域でも生物相が貧弱で藻類も生えていないことの原因が解りません。

そんな折、平成20年と古いものですが岡山県が行なった農薬(殺虫剤、殺菌剤、除草剤)の濃度を調べた河川の水質調査が見つかりました。

河川は水量が多いので農薬は希釈され問題にはならない濃度になるというのが一般的な考えで、国や県の行政や生物関係の大学の先生さえも感覚的に問題ないだろうという思い込みをしています。
それが、農薬の種類まで同定した調査結果によると、高濃度で残留しており除草剤に関しては危険濃度と指摘しています。
その後、大学の先生にお願いして同様な調査に関する資料を集めたところ、なんと!でるわでるわ専門家の研究成果がいくらでもあり、大問題であることが伺えます。

それではなぜ希釈されないのか、その一つが河川の源流付近で農薬を散布された水は下流に流下、その水を下流で取水し農薬散布するを繰り返すと濃度が上昇するということが考えられます。また、近年急激に増えている航空機やドローンを使った空中散布では、直接水路に薬剤が入るし、積載可能な重量が軽いことから原液を通常1000倍に希釈して散布するところを10倍以下で散布しているということもあります。極めつけは、残った薬剤を水路に捨てるという行為も日常的に行なわれているとか。

農薬の使用に関しては、ある種の生物には影響が強く出るので影響が無いように使用しなさいとか、水路には流出しないようにしなければならないとか使用上の制限が書かれています。毒を撒くわけですから制限があるのは当たり前のことですが、農家の方でそれを読み守って使用している方は少ないでしょう。それどころか近所の農家の方で、散布して地面に落ちた途端に毒性が消えると言う方が数名いました。農協の職員に聞いたとか言っていましたが。
一方、農薬の指導員の免許を持っている方から話を伺ったところ、使用上の制限に関しては常に注意しているんだけど聞く耳を持っている人が少ないと嘆いていました。

役人が農薬について調査を始めると、「農薬問題はデリケート」なので深入りするな、という上司からの指示があったという話も聞きました。
農家に不利なTPPとか就業人口の減少、高齢化とかで農家にとっては逆風的な現状において、環境被害や健康被害が科学的に根拠付けられても、農薬問題を取り上げ規制強化をするなんて考えられないというのが国の方針なのでしょう。

話が長くなりましたが、自然環境と人の健康を改善する一つの方法として、農薬に依存しない有機農業についての認識を深める目的で冒頭の研修会に参加しました。

まず有機農業の現状として、耕作面積が現在0.5%で国の目標は1.0%だそうですが横這いで増加していないようです。

最近は農薬の健康被害についての講演やSNSなどによる情報の共有が進み国民が興味を持ち始めたようにも感じます。特に幼い子供を持つ親には切実な問題ですからね。

でも、耕作面積は増加しておらずパネラーとして出席していた有機農業を行なっている農家は、栽培面と販売面で苦労しているそうです。
販売業者として生活協同組合の方がパネラーとして来られていましたが、こちらは、組合員から有機農産物の要求が多いので仕入れたいけど仕入先が少ないので苦労しているそうです。
栽培している農家は販売先を探し、販売業者は仕入れ先を探している。量が揃わないと流通に乗らないこの現象は、ジビエ販売と同様ですね。

有機農産物が増えない一つの原因は、栽培方法の技術的な面にもあると感じました。
農業大学での研修会で有機栽培で野菜を育てている試験圃場を見学しましたが、非常にお粗末で有機栽培の根本的な知識が欠如しているような印象を受けました。化学肥料を有機肥料に、化学農薬を生物農薬又は熱による土壌消毒に変換しただけの栽培方法でした。最高学府の農業大学でこんな指導をしているようでは有機栽培農家が増えるはずがありません。

野菜の栽培に関しては、自然農とか自然農法、自然栽培、伝承農法等々の経験により確立した農法を学ぶとか、有機栽培農家に研修に行くしかないようですが、水稲の有機栽培では、初期の草対策さえしっかり行なえれば病気や害虫対策は必要無くわりと簡単に収穫できるようです。ただ、当初の収量は慣行農法の半分ほどで反当り5表くらいのようですが。

次に有機農産物の認証についてですが、私的には結構簡単に認証が受けれると感じました。重要なことは、化学農薬と化学肥料を使用しなければ良いだけで移行期間は2年間ほどですから。
私も質問しましたが、隣接圃場からの農薬飛散とか農薬が残留した水についての規制とか基準とかは無く、農薬飛散については圃場の境界に草を生やすとかの対策を行なえば良いようで、効果があるとか無いとかの検証は必要ないみたいです。水については水質調査をするわけではないので、ってことかな。

あとこれだけは確認したいということに、食酢が農薬になるかどうかの判定があります。
私も尊敬している無肥料栽培の「奇跡のりんご」で有名な自然栽培農家の木村秋則氏が、講演とかで「害虫の防除で食酢を使用しているため有機農法の認証を受けることができない、人が食べるものを使用しているのに農薬扱いするのはおかしいのではないか?」という疑問に関してですが、有機栽培認証の基準書を調べたところ醸造酢は有機栽培で使用しても良い資材に含まれていました。化学合成された添加物が入っている酢は農薬とみなすということのようです。人が食べているからと言って全ての食品添加物が人体に対して安全とは言えませんからね。

農水省の有機農業フォーラムでは、コンパニオンプランツや伝承農法で有名な「木嶋利夫」先生の講演がありました。
こんな有名な方が来られるなら是非参加しなければ、ということで参加を決めたということもあります。先生の人柄や雑誌に毎月のように記事を書かれている理由について知ることができ非常に有意義でした。

木嶋先生は、有機栽培農家を増やす手段の一つとして有機栽培を理解してもらう必要がある、そのためには家庭菜園で実際に栽培してもらい理解してもらうのが良いであろうという考えの下で、執筆活動をされているようです。
あと「旬産地消」、旬の作物を地元で消費する、という考えを世間に広めたいという思いを持っておられるようでした。

農水省のフォーラムは内容が濃くて、世界の情勢なども聞くことができました。最も印象的だったのは、有機農業の先進国では国民の意識が、自然環境を保全するために有機農業を普及させなければならないという考えを持っているということです。
日本では、子供の多動症や発達障害、アトピー、高齢者の痴呆、化学物質過敏症など人の健康被害を低減させることを主として考えていることとは対照的です。
世界の主要な国々が、ミツバチなどに影響があるネオニコチノイド系殺虫剤を厳しく制限又は使用禁止にしているのに日本が規制を緩めているのは国民が自然環境にあまり興味を持たないからということのようです。

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なかなか興味深い話が多かったのですが、参加者は県の講習会も同様ですが行政の方が多くて一般人と思える方が少なく有機農業の普及に貢献できるセミナーとは言いがたかったかもわかりません。一応、国としても普及に努力をしていますというアピールにはなったでしょうが。
私が考える、低迷している有機農業の普及率を向上させる最も有効な方法は、行政が農家に有機栽培を耕作面積の例えば5%以上義務付けるというような法整備を行なうことです。
無理やりにでも有機栽培に取り組ませることで、栽培技術の習得ができれば価格面で有利なことからさらに栽培面積を増やす農家が現れるかもわかりません。
車の排ガス規制は、規制を発動しないとそれをクリアする技術開発が進みませんでしたから、それと同様なやり方ということになりますか。

「狩猟民族の館」と言いながら、最近は「農耕民族」だね。とよく言われますが、実は、狩猟民族を継続するためには是非とも有機農業を極め、農法を確立させ自然界のへの負担を低減させなければならないという理由があったということです。と、もっともらしい屁理屈を言っておきますわ(笑)


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キジ類減少の原因が判明!

数日前の夕方、軽トラで畑から道路に出たときに出会った光景。

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メスキジが舗装道路の端に立っています。

どうして?

車を止めて様子を見ていると、なんと!道路側溝の中に小さな雛がチョコチョコ歩いていますがな。

その数、6羽。

産まれて数日くらいでしょうか、すごく小さい。

この時期に雛が居るということは2番仔かもわかりません。

もしそうなら、今年はエサ事情も良いし天候の加減も良好だったので繁殖が良かったのかもわからないな。

などと考えていましたが、辺りはすでに暗くなりかけています。

カラスはねぐらへ帰ったようですが、そろそろ天敵の四足が活動を始める時間帯になりつつあるので、このままだと雛たちはエサになってしまう。

車を前進させ雛たちをブッシュの中に隠れさせようとしましたが、側溝から出ずどんどん山を下って行くではありませんか。

深さが30cmくらいなので、側溝の上まで跳躍すると思っていましたが、まったく跳ぶ気配なし、というか跳べない。

このまま下がっていくと流末は池。

最悪な状況としては、池ポチャ。

それでは可愛そうなので、軽トラで先回りして側溝の中に麦わら帽子を入れ、それを足掛かりに脱出させようと試みます。

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が、結果は麦わら帽子の上を歩いて通過。

それなら一部分だけある側溝の蓋を利用して、草を斜めに置きそこから上がれるように試みます。

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が、これも草の間を難なくすり抜け通過。

いつからここに入り込んでいるのかわかりませんが、歩き疲れた様子で立ち止まって動かない雛も出てきました。

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伏せて身を隠す場所もないので、身動きせず立ち尽くすだけ。

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次の作戦は、先ほどのやり方で通り抜けできないようにたまたま車に積んでいたダンボールの切れ端を側溝に入れ込みます。

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そして登りやすいように草を敷く。

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これなら登るしか選択肢はありませんからね。

でも、その先でまた側溝に落ち込む可能性もありますが。

野生鳥ですからこれ以上手助けするのは良くないでしょう。

これにて退散。

翌日、ダンボールと草を回収に行きましたが、雛の姿は見当たりません。

天敵に食べられたのか?運良く側溝から抜け出せたのか?


狩猟を始めた時から、キジ猟とヤマドリ猟をしていますが、卵を抱いているものや小さな雛を従えたメスキジを見かけたという話はよく聞きますが、猟期になっても数が増えないのはなぜなのだろうか?と考えていました。

その大きな原因の一つが、舗装道路には付きものの排水用の側溝だったようです。

繁殖が良好で2番仔だろうと考えていた今回の件も、実際は1番仔が側溝に落ち込み脱出できずに悲しい結果になったため、再度産卵したという可能性が高いように感じます。

キジ科の鳥類は、巣で親鳥からエサをもらい成長して巣立ちする鳥類とは異なり、卵からかえるとすぐに歩き出しますから、こういった人工の構造物の影響をもろに受けますね。

小さなネズミや他の小動物が落ち込んでいるのを見たことがありますし、ヘビなどはこの側溝の影響を受けて海まで運ばれてしまい、島には沢山生息しているという話も聞きます。

排水用の水路は、下流に行くに従い断面が大きくなりますから現状の施設では途中で這い上がることは不可能。

速やかに雨水を流下させる目的だけで造られた側溝が、こんなにも環境に悪影響を与えているとは誰も考えていなかったのではないでしょうか。

生物多様性、動物愛護の観点からしても、大問題ではないかと思います。

こういった問題点が露呈したからには、早急な対策を講じる必要があるのではないでしょうか。

といっても、すぐには良い方法は思いつきませんが。

国として、道路、排水路を造る基準の中にこの対策方法を織り込んでもらいたいものです。

と、ここで言っても、何の解決にもなりませんかね。


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川ガニ

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動物の生態を観察し、猟・漁の技術を高め、獲物の処理と調理方法にこだわり美味しく頂くこと念頭に行動しています。




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