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狩猟民族の館(Hunting Factory)

狩猟、川漁、採取に関することをメインとしたブログのはずが、最近は農耕民族となり無農薬、無化学肥料、自家採取種、温床による育苗、無肥料にも挑戦、で野菜作りもやってます。そして日本ミツバチも飼い始めましたが前途多難。since2007.7 

「備中玉島みなと朝市」2018.9.9

毎月第二日曜日恒例の「備中玉島みなと朝市」に出店しました。

DSC_0403[1]

このブログで、前日の土曜日までには開催予告を投稿していたのに、日中は畑仕事で夜に仕込を遅くまでやっていたので記事を書く時間がなくなり出店の通知ができず申し訳ありません。

10月は、肉を確保しているので出店できると思いますが、11月は、イノシシを捕獲できなければ出店できないかもわかりませんが、今のところは出店予定になっています。

さて、今回の様子です。朝から降雨で開催時間終了まで降り続くという悪条件にもかかわらず、3ヵ月ぶりということもあってかそこそこの人出になり賑わいました。

DSC_0405[1]

西日本豪雨災害から、各種イベントが自粛ムードで開催中止になっていたことから、雨にもかかわらず足が向いたという理由もあるかもわかりませんね。

今回、私のお店は、定番の2品、「しし肉の串焼き」、「しし肉入り焼きそば」を提供しました。

「しし肉の串焼き」の部位は、ロースー、肩ロース、肩の3種。

各々で食味が異なりますが、部位別の注文を受け付けていなかったので、いつもとは違うと思われた方も多いかと思います。

普段はモモ肉を提供することが多くなっていますから。


結果は、いつもより少し仕込み量を増やしましたが、2品とも早くに完売しました。

ありがとうございます!

DSC_0407[1]

時間があまったので様子を見て回ったところ、特徴のある魅力的な出店者が増えて良い雰囲気になっていると感じた一方、もう少し店構えを工夫すれば良さそうなお店もあるので、主催者側が何か取り組みなどして頂くとさらに良くなりそうです。


次回開催は、10月の第二日曜日の予定です。

新商品を開発するつもりにしていますので、次回もよろしくお願い致します。


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平成30年7月豪雨(その3)

西日本を襲った豪雨被害から2ヵ月が経過しました。

被災して家が全損した猟友からの話では、倉敷市は支援物資は十分足りていると報道していたけど、被災後3日間は物資が届かず被災住民は大変な状態だったようです。

避難場所の指定はあっても、そこに指示系統を決めている人員配置表や連絡体系表が無ければ一般の住民は次の行動が始まらず、ただその場所で危険が過ぎていくのを待っているだけ、役所は状況把握ができなければ動かないということになります。

これまで誰もが大きな災害とは無縁と思っていたわけですから、細部に行き届いた対応は難しかったということでしょう。


「高梁川水系小田川堤防調査委員会」が行なった現地調査の資料が国土交通省岡山河川事務所のホームページに掲載されています。

抜粋した報告書から、私なりに小田川の決壊原因を推測してみます。

まず、3K400地点

小田川3K4

小田川と支流の堤防が決壊しました。

堤防の盛土材料は流されてしまい残っていないので、盛土材が脆弱だったかどかの判断はできません。

基盤面は、「粘性土」と書かれています。写真では硬質な「砂混じり粘土」のように見えます。

残った基盤面が滑り面となって上層の盛土が崩壊したか、直下に堰か道路があり河床が上がっているので、支流からの水量が重なりこの辺りだけ水位が上昇したため堤防を越水して決壊したという可能性が高さそうです。


次は、6K400地点

小田川6K4

ここは小田川の堤防が決壊しました。

基盤面は、硬質粘土です。

ここは明らかに基盤面から上部が滑ったというように見えます。

こういう硬質粘土は、私の漁場でもあちらこちらに見られ、上面は固形石鹸のようなので気をつけて歩かないと滑って転びます。水流が早いと滑るので土砂は堆積しません。

ここも下流に堰があるようなので、その影響で水位が他より上昇して早くに決壊したというように考えられます。


2箇所とも、水位が横断堰により他の場所より上昇したこと、基盤面が滑り面だったことが原因ではないかと推測します。


あと一つ高梁川との合流点付近で、昨年度施工したばかりの堤防が決壊して無くなっていますが、これについての報告が無いようです。

小田川の付け替え工事を行なう予定の起点部分で、高梁川の流れと小田川の流れを分離していた背割りの石積護岸を取壊し、小田川の流れをせき止めるように築堤したものです。

これにより通常は高梁川と平行して流れれるようになっていた小田川の流れを、高梁川の横面から上流方向に向けていたと思います。

計画図面は、1年半ほど前に見ましたが施工後は確認していません。

先日、現地を見ましたが、堤防の跡は何も残っていないようでした。

小田川付け替え工事の堤防を施工するにあたり、増水時の挙動を解析する目的で堤防を施工すると国土交通省から説明を聞きましたが、解析するどころか流されてしまったので計画自体を考え直さないといけないのではないかと思います。

でも、小田川の付け替え工事をしたらもう災害はもう起きないと思ってる人がいるようで、施工期間を半分にするような工程が新聞に載っていました。

河川の中に堤防を築くということは河川の流下断面を阻害するし、堤防の強度にも問題があることが露呈したので、慎重な検討が必要なはずです。


ここで、高梁川整備計画の資料を基に、今後の施工順序について検証してみましょう。

これは、「高梁川整備計画」の資料を抜粋したものです。

03_plan.jpg

「小田川の水位縦断図(計画高水流量)」の表に緑と茶で私が線と数値を加筆しました。

この表は、小田川の付け替え工事をした場合(青)、河道掘削と樹木伐採をした場合(ピンク)に水位がどのくら下がるかを表したものです。

例として、決壊した3.4K付近と6.4K付近の値を記入しました。

決壊3.4K地点を読み取ると、小田川付け替え工事をした場合の水位低下は1.0mで、河道掘削と樹木伐採をしただけの場合の水位低下は3.0m。

決壊6.4K地点を読み取ると、小田川付け替え工事をした場合の水位低下は0.7mで、河道掘削と樹木伐採をしただけの場合の水位低下は2.2m。

どうです?

単独で小田川の付け替え工事をしたからって、そんなに水位は低下しないでしょう。

それより3倍も効果的なのが、河道掘削と樹木伐採だということが理解できます。

折れ線グラフを入れてませんが、小田川の付け替え工事をやらなくても、河道掘削と樹木伐採だけで現況の堤防高さを越えない位置まで水位が低下します。

堤防強化と合わせて河道掘削と樹木伐採を行なえば、ひとまず安心という結果がみえますね。

これプラス下流の笠井堰で流下阻害を無くす対策を行なえば、もう少し水位が下がりそうですし。

でも、それでは小田川の付け替え工事を行なうメリットが少なくなり、国土交通省としては面白くありませんから、付け替え工事が先だと強引に突っ張ってきたということではないかと考えられます。

大災害が起こった直後から、小田川付け替え工事をやっておけば災害が防げたと言っていた御用学者もいたようですが、地元愛がない者の言いなりになって同じ過ちを起こさないようにしないといけません。

ここは、堤防強化と流下環境の改善を急ピッチで行い、小田川の付け替えについては、専門の先生や国、県、市町村、コンサルで検討委員会を立ち上げて、慎重に詳細検討を行ってから考えるべきではないでしょうか。

このまま言いなりになっていると、次は、あと堤防越水まで50cmだった酒津の番になります。

酒津の堤防が決壊したら、倉敷市街は壊滅的な状態になりますから。


平成30年7月豪雨(その2)

高梁川の豪雨被害について、東京から某大学河川工学の教授とNHKが取材に来ました。

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取材は、今回の豪雨による河川生物の視点からみた被害状況で、高梁川で最も重要なアユの産卵場が消滅してしまい天然アユで持続的な循環が途絶えてしまう懸念があるという内容でした。

私は撮影現場に行き、河川の環境変化等について簡単な説明をしました。

事前に教授と電話で話をしていたので取材は短時間で終わり、夕方からのニュースで何度か放映されましたが、一般の方にはあまり興味を持つような内容ではなかったかもわかりません。

河川は今回のような大洪水を何度も経て形成され、その環境に適応するように生物相が出来上がってきています。

そういう視点からすれば、生物の営みを無視して人間の都合だけで造られた河川の物理環境が、洪水により本来あるべき姿に復元してきたといえるでしょう。

現に、私の漁場では、師匠から伝え聞いていた昔そうであった環境に戻りましたからね。

おかげで、カニ漁は不漁になりそうですが。

さすがにダムや堰など人工の構造物がある場所では、環境の復元は期待できませんが、それ以外の場所では、水路化して平坦な流れになっていたものが本来あるべき姿に戻っているようです。

高梁川を上流域から下流域まで、2年間ほどの間に大学の先生達と何度も調査に行きましたが、絶望感が募るばかりでこれを何とか復元することなど夢物語のように感じ、もう高梁川は死んでいると思っていたのが、一度の洪水で好条件に変化、自然の力は人間の想像を超えた力を持っていますね。

この状態を維持して、さらに河川環境が良くなってもらいたいものです。



河川の断面形状や流速、河床材料等の物理環境は、洪水による河床材料の移動や降雨、増水による法面jの崩落等で土砂の供給が行なわれ、本来あるべき姿に戻ることができますが、もう一つの最重要問題点である河川水に含まれる残留農薬(殺虫剤、殺菌剤、除草剤)については、採るべき手段がありません。

もともと農薬の使用上の注意事項では、生物に影響があるので河川等には流出させないようにという趣旨のことを記述していますが、使用すれば河川や海に直接や地下水脈を経て間接的に流出しますから実際には農薬を使用可能な圃場は皆無ではないでしょうか。

圃場内で分解して無害になればよいのですが、自然素材からではなく化学合成された農薬の場合は、自然界で分解しないという分子構造のものもあるそうです。

イメージ的には、今回の洪水により淵やワンドなどに蓄積した残留農薬は海まで流下してしまい、河川の水質がリセットされたという感覚をもっていますが、すぐに新たな農薬が使用されるので短期間でまた水質が悪化することでしょう。

農薬が環境や人体に与える影響を知り、有機農業を営むことを始めた方の話は多く耳にします。

また一方では、「農薬は土に触れた途端に無害になると農協が言っていたので心配はいらない」という農家の方も多いようです。

この問題については行政も把握しだしていますが、保身主義の役人達にとっては話が大きくなるので触れたくない問題のようで、調査を始めたら上司から圧力がかかったという話の結末がほとんどです。

世界中で、人間の営みが原因と考えられる異常な気候変動による災害が多発しています。

そろそろ地球全体が、リセットされる時期に来たということなのでしょうか。


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川ガニ

川ガニ

動物の生態を観察し、猟・漁の技術を高め、獲物の処理と調理方法にこだわり美味しく頂くこと念頭に行動しています。

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