狩猟民族の館(Hunting Factory)

狩猟、川漁、採取に関することをメインとしたブログのはずが、最近は農耕民族となり無農薬、無化学肥料、自家採取種、温床による育苗、無肥料にも挑戦、で野菜作りもやってます。そして日本ミツバチも飼い始めましたが前途多難。since2007.7 

藻の勉強会

7月29日には、阿部信一郎先生をお迎えして藻の勉強会を開催しました。

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高梁川漁業協同組合では、生物多様性の観点から河川環境の改善に取り組んでいます。

漁協だからといって漁業権魚種のみに目を向けて増殖の取り組みを行っても河川全体の環境が整わないと効果は上がりませんからね。

阿部先生は、藻類と鮎との関係も実験を繰り返すことにより特定しています。

その実験の内容が、細かく細分化して検証した後に結論を出すというやり方なので手間と時間はかかりますが、信憑性が非常に高く高い評価ができると思います。

こういう地道な研究をしている先生方は凄いなぁ!といつも感心します。良い講義内容に感動しました。



阿部先生には、この講義の前に早朝より高梁川を現地視察していただきました。

DSC_0651.jpg

上流域の瀬を2箇所ほど観察していただきましたが、1箇所は条件的には非常に良いのに石に藻類の付着がなく表面がザラザラ。

鮎の生息場所としては好条件なのに、餌となる藻類の付着がないのでまったく鮎の姿がありません。

この異変に気づいたのは、私が5、6年も前に行った調査で投網を打ったときのこと。

夏の7月で晴天が続いているのに、瀬の石に藻類の付着がないのに気づき、調査後に他の場所も様子を調べに行ったところ、状況はどこも同じ。

これでは、石を釣れ!といわれる友釣りで釣果を上げることはできません。

夏場に鮎の姿が無いのに、秋口になると夜に行う刺し網ではそこそこ漁果が上がるという状況が続いていますが、瀬がこんな状態ではこの現象にも納得がいきます。

阿部先生が、精力的に水中の様子を観察した後に、考えられる原因として挙げられたことが1つありました。短時間の調査なのにそれが原因であるという根拠付けにも納得。漁師が何年間も考えてわからなかった原因なのに、やはりこういうことは専門家の先生に任せるべきですね。

調査を行い科学的根拠の元に原因を特定し、関係機関の協力を得て対策を行えば現状を改善することができそうです。


高梁川漁協では、漁協関係者だけでなく行政やコンサルタント関係の方々もお招きして、こういった勉強会を積極的に開催しています。

今後もこういった取り組みを続けて行き、河川環境の改善に尽力していくつもりですのでご期待ください。


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コメント

珪藻類がつかない原因が1番気になります。とある川で、下水処理施設からの排水から、規定以上の塩素が検出されたことは、聞いたことがあります。
落ち鮎の瀬付きは産卵のためですから、珪藻は関係ないのでしょうね。

対策が講じられそうでなによりです。原因を特定出来るってすごいことですね。

坪ちゃんさん

まだ原因が特定できたわけではないので推測の話は控えますが、人が自然に手を加えるとろくなことにはならないという常識があてはまります。お会いすることでもあれば推測の話をしましょう。

あれこしぇふさま

まだまだこれから調査をして他の要因を排除してから特定できるということになります。もしもそうなっても対策方法は特に難しいと思いますけど。

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動物の生態を観察し、猟・漁の技術を高め、獲物の処理と調理方法にこだわり美味しく頂くこと念頭に行動しています。

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