狩猟民族の館(Hunting Factory)

狩猟、川漁、採取に関することをメインとしたブログのはずが、最近は農耕民族となり無農薬、無化学肥料、自家採取種、温床による育苗、無肥料にも挑戦、で野菜作りもやってます。そして日本ミツバチも飼い始めましたが前途多難。since2007.7 

孵化放流

毎年恒例の孵化放流を行いました。

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孵化放流とは、シュロに付いた鮎の卵を筏にくくり付け孵化した鮎の稚魚を放流する事業です。

DSC_0050 (2)

卵は成熟しているので、本日か明日には孵化するでしょう。

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なぜこのようなことをやっているかというと、アユの稚魚は孵化してから数日中に淡水と海水が混じる汽水域に流下して海のプランクトンを食べないとお腹に抱えた卵黄が消化してしまい餓死するのですが、上水道とか農業、工業用水等に河川水を使用するために海水が川に入らないように人工的に河口堰を造っているので、堰の直上では流れが遅いことや水量が少ないことにより鮎の稚魚が海に下れない物理的な状態になっているからです。

DSC_0055.jpg

本日放流した卵は2500万粒、この中の1%が生き残り来春に川を遡上してくれればこの事業は大成功!

追跡調査ができないので、この事業の成果を数値的に判断することはできませんが、水量の少ない年ですと河口堰を水がまったく越流しないので自然状態での稚魚は全て死滅、この事業をやっていないと来春の遡上がゼロになりますからね。

ここ数日は穏やかな天候が続くようですから、予定通りに稚魚が海に泳ぎだしていくことでしょう。


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コメント

ブログ紹介文章が変わっている!

川ガニさんの苦労が文章から見て取れますよ(笑)。

今回は久しぶりの川漁の話で良かったですね♪

「リバースケッチ長良川」という番組を見ました。
長良川漁協も放流事業をされてますね。
そのおかげか、揖斐川、木曽川、
長良川とある木曽三川の中で、
1番遡上量が多いそうです。
高梁川も、たくさん遡上してきますよ!

じゃんさん

川と魚類等の関係を一般の方々に知って頂くことが河川環境の改善には最も重要だと考えているので、こういう書き方になってしまいました。まあ焦らず地道にということですかね。

紹介の文章はコロコロと変わります。色々と変化が激しいので(笑)

坪ちゃんさん

放流、増殖は漁業権に課された義務なので全国の河川で行われています。鮎の場合は、海の環境も影響しますから難しいですね。
毎年の大量遡上を狙っています(笑)

こんにちは
お疲れ様でした。
これは、漁協のお仕事なのですか?どの漁協でも行われてる事業なのですか?
このような、地道な作業が鮎の遡上に一役買っているわけですね。
初めて知りました。

鱒之介さん

はじめまして、コメントありがとうございます。
全国的にどうかは知りませんが県内の3大河川では行っています。
漁業権の行使には増殖義務が課されているので、このように地道な対策を行って堰やダム等の人工構造物に対抗して少しでも豊かな川に戻るような努力を行っています。国民の財産である河川環境を保全することが漁協としての最も重要な役割だと思っています。

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動物の生態を観察し、猟・漁の技術を高め、獲物の処理と調理方法にこだわり美味しく頂くこと念頭に行動しています。

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