狩猟民族の館(Hunting Factory)

狩猟、川漁、採取に関することをメインとしたブログのはずが、最近は農耕民族となり無農薬、無化学肥料、自家採取種、温床による育苗、無肥料にも挑戦、で野菜作りもやってます。そして日本ミツバチも飼い始めましたが前途多難。since2007.7 

河川調査

今日から3夜連続でアユの流下仔魚調査を行っています。

DSC_0406.jpg

目的は河川水量による卵黄指数の変化を確認するため。

ダムで水量を管理し、横断堰で流れをせき止めて水を取水する、これは常に一定量の水を確保する手段として人間の都合だけを考えて行っている利水方法ですが、河川環境にとっては最悪な手法といえます。

もともと河川環境の事など無視していた河川法でしたが、現在は、環境保全が河川法の目的の一つになりやっと環境面が重視されるようになってきました。

古い河川法の時代に作られた負の遺産であるダム、横断堰による環境に対する影響を少しでも少なくしたいという考えから今回の調査は始まっています。

卵黄がお腹にある間に川を下って海に入り、海のプランクトンを食べなければ生きていけないアユの稚魚が、海に下ることができる最低限の水量を把握すること目的としています。

今日は平常水量、明日からはダム放流により徐々に水量が増加していきます。

潮止め堰で行っている今日の調査では、目視ながら卵黄はまったくなく、すでに餓死しているか餓死寸前で生き残れそうにもありません。予想通りの結果といえます。

水量が増加した明日からの調査に期待したいところです。

DSC_0408.jpg

高梁川では、河川環境の改善を目的に今後も調査を多く予定しています。

おそらく今回の調査も過去には例が無い調査内容ではないかと思いますが、今後もそういった重要でありながら知見がない事柄についての調査が主体となるでしょう。


ところで、今晩は私も試食研究を行いましたよ。

DSC_0400.jpg

やはり、捕れたて、焼きたて、備長炭焼きが最も美味しいわ!(笑)


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コメント

自然再生

滋賀へ研修に行ってきました。
流量を調整するのが一番早いのかもしれませんが、やはり笠井堰は仮設魚道or簡易魚道を試してみたいです。

さみやさん

ダムは利水目的の放流は行いますが河川環境が目的の場合にはなかなか放流を行ってくれません。今回の調査は放流を行ってもらう根拠にするのが目的です。
先週、市と笠井堰についての話を少ししましたが用水組合の副管理者が逃げ回っているので話が進展しないとのことです。自分が居る間は逃げ回る算段でしょう、困ったものです。
国交省が10年ほど前に潮止め堰用にステンレスの簡易魚道を作って試験設置をしたそうです。鮎の遡上が確認できたそうなので笠井堰用を作成してもらえないかとお願いするつもりです。

Re:自然再生

小さな自然再生では、行政に頼らず、できる範囲のことを色々な人が参画しながら進めます。早く取り組めるし、成果がついてくれば、次のステップ(本格的な仮設魚道の設置)などに繋がります。結果、行政を巻き込みやすくなり、早く再生事業が進みます。
間伐材を使うなら、うちの団体からも出せると思います。
設計と土木は、そちらもお得意な方が多いでしょ。

ダム一個でこんな事態を招くわけですから、日本全土、いや世界中で行われている開発や人工物の設置は、地球そのものにどんな影響を及ぼしていることやら・・。それにしてもうなぎがおいしそうだ(笑)。

さみやさん

支流ではやれそうなので取り組んでいきたいとは思っていますが私の管轄区域には支流がなく勝手に進めるわけにもいかず停滞しています。本流の笠井堰では現地の状況や許可の問題により設置するのは難しいと思います。でもまあ次の機会には国交省に相談してみます。

卵黄指数

卵黄指数なるものがあるのですね。
川ガニさんの話は本当におもしろいです。
エセ臭いうわべだけの自然保護論とかではなく、こういった「本物の現実」が広く世に知られるといいのになぁ。
でもそんなことしたら都合の悪い人がいるのでしょうね(笑)。

あれこしぇふさま

ダム1個で河川環境は崩壊しますからね。私は国民の財産である魚介類などの河川生産物を壊滅させてまでダムを造る必要性は無いと思考えていますが、河川の環境面については何も知らず知ろうともせずに無駄に水を海に流しているのはもったいないと考えている者が多いというのも事実でしょう。
このうなぎはそこそこ美味しかったですよ。やっぱ冷凍すると味がかなり落ちますからね。ここ2年は不漁でしたから久々に生を焼いて食べました。近くなら熱々を食べてもらうんですけどね。

じゃんさん

河川の物理環境を知り考えられる色んな試験や調査を行った上で効果がある対策だと証明しないと関係機関に協力をお願いできませんからね。そしてこちらも勉強しないと相手が納得する話ををすることはできませんし。私がじゃんさんくらい頭が良かったらもっと対策が進んでいたのでしょうが残念です。できれば引っ越してきて私の代りをお願いします(笑)

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川ガニ

動物の生態を観察し、猟・漁の技術を高め、獲物の処理と調理方法にこだわり美味しく頂くこと念頭に行動しています。

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