狩猟民族の館(Hunting Factory)

狩猟、川漁、採取に関することをメインとしたブログのはずが、最近は農耕民族となり無農薬、無化学肥料、自家採取種、温床による育苗、無肥料にも挑戦、で野菜作りもやってます。そして日本ミツバチも飼い始めましたが前途多難。since2007.7 

キジ類減少の原因が判明!

数日前の夕方、軽トラで畑から道路に出たときに出会った光景。

DSC_1630.jpg

メスキジが舗装道路の端に立っています。

どうして?

車を止めて様子を見ていると、なんと!道路側溝の中に小さな雛がチョコチョコ歩いていますがな。

その数、6羽。

産まれて数日くらいでしょうか、すごく小さい。

この時期に雛が居るということは2番仔かもわかりません。

もしそうなら、今年はエサ事情も良いし天候の加減も良好だったので繁殖が良かったのかもわからないな。

などと考えていましたが、辺りはすでに暗くなりかけています。

カラスはねぐらへ帰ったようですが、そろそろ天敵の四足が活動を始める時間帯になりつつあるので、このままだと雛たちはエサになってしまう。

車を前進させ雛たちをブッシュの中に隠れさせようとしましたが、側溝から出ずどんどん山を下って行くではありませんか。

深さが30cmくらいなので、側溝の上まで跳躍すると思っていましたが、まったく跳ぶ気配なし、というか跳べない。

このまま下がっていくと流末は池。

最悪な状況としては、池ポチャ。

それでは可愛そうなので、軽トラで先回りして側溝の中に麦わら帽子を入れ、それを足掛かりに脱出させようと試みます。

DSC_1636.jpg

が、結果は麦わら帽子の上を歩いて通過。

それなら一部分だけある側溝の蓋を利用して、草を斜めに置きそこから上がれるように試みます。

DSC_1638.jpg

が、これも草の間を難なくすり抜け通過。

いつからここに入り込んでいるのかわかりませんが、歩き疲れた様子で立ち止まって動かない雛も出てきました。

DSC_1634.jpg

伏せて身を隠す場所もないので、身動きせず立ち尽くすだけ。

DSC_1635.jpg

次の作戦は、先ほどのやり方で通り抜けできないようにたまたま車に積んでいたダンボールの切れ端を側溝に入れ込みます。

DSC_1639.jpg

そして登りやすいように草を敷く。

DSC_1640.jpg

これなら登るしか選択肢はありませんからね。

でも、その先でまた側溝に落ち込む可能性もありますが。

野生鳥ですからこれ以上手助けするのは良くないでしょう。

これにて退散。

翌日、ダンボールと草を回収に行きましたが、雛の姿は見当たりません。

天敵に食べられたのか?運良く側溝から抜け出せたのか?


狩猟を始めた時から、キジ猟とヤマドリ猟をしていますが、卵を抱いているものや小さな雛を従えたメスキジを見かけたという話はよく聞きますが、猟期になっても数が増えないのはなぜなのだろうか?と考えていました。

その大きな原因の一つが、舗装道路には付きものの排水用の側溝だったようです。

繁殖が良好で2番仔だろうと考えていた今回の件も、実際は1番仔が側溝に落ち込み脱出できずに悲しい結果になったため、再度産卵したという可能性が高いように感じます。

キジ科の鳥類は、巣で親鳥からエサをもらい成長して巣立ちする鳥類とは異なり、卵からかえるとすぐに歩き出しますから、こういった人工の構造物の影響をもろに受けますね。

小さなネズミや他の小動物が落ち込んでいるのを見たことがありますし、ヘビなどはこの側溝の影響を受けて海まで運ばれてしまい、島には沢山生息しているという話も聞きます。

排水用の水路は、下流に行くに従い断面が大きくなりますから現状の施設では途中で這い上がることは不可能。

速やかに雨水を流下させる目的だけで造られた側溝が、こんなにも環境に悪影響を与えているとは誰も考えていなかったのではないでしょうか。

生物多様性、動物愛護の観点からしても、大問題ではないかと思います。

こういった問題点が露呈したからには、早急な対策を講じる必要があるのではないでしょうか。

といっても、すぐには良い方法は思いつきませんが。

国として、道路、排水路を造る基準の中にこの対策方法を織り込んでもらいたいものです。

と、ここで言っても、何の解決にもなりませんかね。


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コメント

さすがその道の専門家ですね。視点が違います。
妙案が出たら特許取れますね。全国規模で改修され出したら億万長者間違いなし!(^_-)-☆

盲点

なるほど!
イノシシ以外にもこんな天敵が(;゜0゜)!

魚道ならぬキジ道を作りますかなぁ。

意識せずとも人間の行動は自然に対して大きな影響力を持つものなんですね😞

逆にこういうコトを利用して動物園やら自然園は動物を逃がさないようにしていますね
牛の放牧場なども、習性を利用したゲートなどがあったりしますが・・・・
人間が生き方を改めて、ニンゲンにも自然にも優しい生き方が出来れば、そういう世界になれれば一番だと思うのですが・・・・・
やっぱりあれもこれも経済が生み出したものばかりですね~~

あれこしぇふさま

現状の施設を改造して上がれるようにするのは難しそうなので、透水性舗装にして排水は全て暗渠にしたらどうかなぁ。側溝内の落ち葉の掃除も必要なくなるし、車が脱輪することもない、雨の日も安全で走りやすい。特許は取れないけど(笑)

じゃんさん

キジ道ねぇ、魚道と同じで体裁だけ整え効果が無いなんてことになりそうですね(笑)

オイノコさん

こんな落とし穴がそこらじゅうにあるとは思ってもいませんでした。まだまだ他にもありそうです。
人のために便利さを求めれば、必ず自然には大きな障害になるという意識を持っていないといけないということでしょうね。

kuma仙人さん

過疎地に行くと車などまったく通らないのに道路ばかり造りお金を落としています。お金を落とすのは良いけど、生き物を落とすのは止めてもらいたいものです。お金を落とすのが目的なら、生き物に影響がない側溝に改修するのにも使ってもらいたいな。

そんな川ガニさんが素敵です。特に次の日にダンボールをきちんと回収に行くあたりが(笑)
ちなみに最近川によく行くようになって、川ガニさんの言うことが少しわk流ようになった気がします。

ニライパパさん

え!ダンボールは資源ですから持ち帰らないといけないでしょう。
ふむふむ、なんと川に興味がでてきましたか、それじゃあ今夏は、夏バテ防止に効果があるスッポン捕りに挑戦してください。意外に簡単に捕れますから。この手の精力剤は二ライママが好きそうだし(笑)

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動物の生態を観察し、猟・漁の技術を高め、獲物の処理と調理方法にこだわり美味しく頂くこと念頭に行動しています。

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