狩猟民族の館(Hunting Factory)

狩猟、川漁、採取に関することをメインとしたブログのはずが、最近は農耕民族となり無農薬、無化学肥料、自家採取種、温床による育苗、無肥料にも挑戦、で野菜作りもやってます。そして日本ミツバチも飼い始めましたが前途多難。since2007.7 

藻の調査等

今週は2年目になる「高梁川の生態系回復に向けた検討会」で今年の調査項目の一つ、藻の生産力を確認する作業を行いました。

昨年度は、支川を含めた下流域から最上流域まで、高梁川流域のほぼ全域について、目視による物理環境調査と生物相の調査、それに取水口からの迷入調査を行いました。

その調査で私が特に問題があると感じた事項は3点。

1つ目は、河川工事の影響により、どこに行っても魚類が好まない流れの平坦なトロ場や湛水域が多い事。

2つ目は、河川の全域で、石に藻の付着が少なくて綺麗な事。

3つ目は、期待していた上流域も含めて魚類の数が極端に少ない事。

1つ目と2つ目の影響により、3つ目の魚類が少ないに繋がると考えられますが、2つ目の藻が少ない原因が長い間不明でした。

その原因を探る意味も含めて、今回から藻の調査を開始。


一日目に専門家の大学の先生が生徒を二名連れて来られ、昼から高梁市に調査施設を設置。

二日目は、前日の夜中に雨が降り河川が増水。

上流での調査が可能かどうかの確認のため、新見市の西川まで足を運びましたが、濁りが強くて断念。

DSC_3173.jpg

三日目は、濁りが少なかったので上流の新見市で西川と高梁川の本流の2ヵ所で調査。

1ヵ所目:
まずは、調査に適した石を10個探しますが、藻が付着した石が少ない。

DSC_3174.jpg

なんとか数を確保。

先生が、石の単位面積に付着した藻を採取。

DSC_3176.jpg

その石を川の中に沈めて翌日に藻の増殖量を確認します。

DSC_3177.jpg


2ヵ所目は、場所を移動して、1ヵ所目と同様な作業を行います。

DSC_3182.jpg

藻の採取には歯ブラシを使用。

DSC_3181.jpg

水温や流速等も計測。

DSC_3183.jpg

石の回収は翌日です。

その後、アユが多いと思われる支流で目視による魚類相の調査を行いましたが、石にシルトが付着しているようで川の状態が悪い。

DSC_3185.jpg

本流の上流域では、前日まで鮎の姿が見えたのに、結局、確認できず。これだけ状態が悪いと居るわけありません。

その後は、下流に下りながら3ヵ所でエビの採取を行いました。

その資料により、甲殻類専門の先生が、種類の同定を行います。


まったく記事にはしていませんが、昨年度は頻繁に調査を行いました。

今年は、これから本格的な調査に入ります。

時間があれば、その様子を記事にしたいと考えていますが・・・


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コメント

興味深いですね~!!

う~ん、なかなかに興味深い内容ですね。
こちらでも魚が非常に少なくなった川があります。
単純に河川工事の影響かな?と思っていたのですが、そう単純なものではないようですね。
結果が分かったらこっそりと教えてください♪

じゃんさん

それでは、じゃんさんだけにはこっそりと教えましょう。
原因は、農業です。忘れもしない私が子供の頃、ある年を境に生き物であふれていた用水路が死の水路に変わった、あの再来が今です。
河川には、藻類に影響を与える危険濃度の除草剤、子供の神経に影響を与える殺虫剤、それに殺菌剤が多種類検出されています。
水道水にも使用されている河川の水は汚染されています。
農産物も他国から見れば汚染されているといえるでしょう。日本のゆるゆるの残留農薬の基準値、EUの基準値と比べるととても基準とは思えない値ですから。農水省のホームページで確認できますよ。

二世代くらい後にこの影響がはっきりと出てきそうですね(゜o゜)

しぇふさま

すでにはっきりと影響が出ていて、それを認識しているのに何もしないこの国は狂っていると思います。

海はどうなんでしょう?

沿岸の海への影響はどうなんでしょう?
近年すごく藻が少なくなって、単純に温暖化による水温上昇での磯焼けと思っていたのですが変化が急激すぎます。
河川からの除草剤が影響している可能性はありそうですかね?

じゃんさん

河川の下流部で危険濃度の除草剤が検出されているので、当然、海への影響はあると思います。ここから先は推測ですが、海草や植物プランクトンが影響を受けていると思います。植物プランクトンをエサにしているアサリが壊滅的に減少したことや河川水量が多い年でも養殖カキの生育が良好にならないことなどから影響が考えられます。
水質検査結果を見るまでは、誰もが希釈されるので影響が無いと信じていたようですが、現実的には、1000倍に希釈して使用するところをラジコン飛行機では重量の問題だと思いますが7~8倍でしか希釈せずに散布していますから当然の結果ですね。

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動物の生態を観察し、猟・漁の技術を高め、獲物の処理と調理方法にこだわり美味しく頂くこと念頭に行動しています。

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