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狩猟民族の館(Hunting Factory)

狩猟、川漁、採取に関することから始めましたが、野菜作り、ミツバチ、キノコ、朝市のカテゴリまで増え、広く深くという内容になりました。一般の方が知らない世界を覗けます。since2007.7 

平成31年(令和元年)日本ミツバチ分封考察

昨年は、温暖な気候の当地ではありえない最低気温が連日のマイナス4度という日が続く記録的な冬でしたが、今年は、平年並みの気温で推移して春を迎えました。

4月15日から気温が上昇し、雨天だった天候が回復したので、その日から日本ミツバチの分封が最盛期を迎えることを皆さん予感していたようで実際にもそうなりました。

会社に置いている巣箱には、4月15日に捜索蜂が来て翌日に日本ミツバチの御一行様が御入居。

DSC_1170.jpg

その後一週間で各地に設置した巣箱で9群が御入居しました。

最盛期真っ只中なのでその後も分封群の捕獲が続くと思っていましたが、10日ほどはほとんどなくて現在は12群の入居を確認したところまでです。

最盛期に入居が途絶えた原因は後に判明しました。結局のところ、急いで製作した巣箱に欠点があったということです。

私だけが今年特に成績が良いというわけではなく、近隣の方の情報によれば皆さん大豊作状態だったようです。

ではなぜ?日本ミツバチの分封が多かったのかと考えたところ、思い当たることは、昨夏の7月5日から降り始めて記録的な大災害となった「西日本豪雨」。

この豪雨で被害を受けたのは、人間界だけではなく自然界の生き物も同様。

個々の生き物の被害程度を知ることは無理でしょうが、ミツバチを飼育している人たちは、通常なら8月頃から始まるスズメバチの襲撃がほぼ皆無で秋も深まった頃に少しだけあったかな?という程度だったことに異変を感じたと思います。

でも、悪い現象ではないのでみなさん喜んだと思いますが、その時スズメバチは大きな試練を受けていたのです。

土中に営巣しているスズメバチが豪雨により壊滅的な影響を受けたことでミツバチを襲撃する勢力を持った群れが少なかった。

そのことにより、多くのミツバチの群れが勢力を維持したまま冬越しを行い今春の大量分封につながったのではないでしょうか。

昨夏の豪雨が意外なところで良い結果をもたらせたということですが、しか~し、これで自然界のバランスが崩れ新たな大災害の引き金になるかもわかりません。

その一つがこれ。

DSC_1257.jpg

なんと!林道に何者かに噛み切られた葉っぱの残骸が雪のように積もり異様な景色が。

DSC_1258.jpg

一日に数台しか通行しない道路に立つと、し~んと静まりかえった中にカリカリという音が全周囲から聞こえます。

DSC_1259.jpg

この犯人は、様々な種類の毛虫。

DSC_1260.jpg

スズメバチの襲撃を免れたのはミツバチだけではなく、他の昆虫も同様で、今春に産卵し孵化した幼虫のうち葉が好きなものは山の木々を標的にする。

まだまだこれは氷山の一角というやつで、これと同様な現象が他でも起こっているかもわかりません。

この膨大な数の幼虫が成虫になるとどうなるのか?

農作物被害だけに留まらず思いもよらないことが起き、それが引き金で人類が滅亡するかも?という最悪な結末もありえますな。

ま、そうなれば地球全体の自然環境がリセットされ生き残った生物にとっては朗報となるでしょう。

人類って自然界を無視してちょっとやり過ぎているのではないか?と思っているのは私だけではないでしょう。


さて、話を日本ミツバチに戻すと、最初に入居した群れは強勢群で一月後には3段の底まで巣房が延び現在は4段ですが、この勢いだと1週間程度で5段目が必要になりそうです。

DSC_1275.jpg

こんな超強勢群に生長したのはお隣が耕作放棄地のレンゲ畑という好条件に恵まれたからでしょう。

DSC_1174.jpg

ところで、分封が落ち着いたので捕獲したミツバチの群れの届けを行いました。

日本ミツバチは、在来種なので届ける必要が無いと聞いていましたが、規則が変更になり届を出さないといけなくなったそうです。

「蜜蜂飼育届」は、保健所と聞いていたので電話してみると、「何のこと?まったく解りません」、という内容の返事が返り、ネットで調べてみると、全然異なる「岡山県農林水産事業部農畜産物生産課」でした。

簡単な内容を書き込み、即日届けに行き費用を聞くと無料とか、情報では登録費用が必要だと聞いていたが・・・

いつもの事ながら、伝言ゲーム的な世の中の情報を信用するのは馬鹿げていると感じた一日でした。


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コメント

去年から待ち箱を放置してますが、
ミツバチもうろついてたのに入りませんねぇ。
今年は、キンリョウヘンに花芽が付いたけど、
外に出したら花芽が枯れてました。(^_^;)
毛虫が大量発生ですか?こりゃカミキリ虫も増えるかなぁ。(≧∀≦)

坪ちゃんさん

近くに母群が居れば、蜜蝋とキンリョウヘンがあると捕獲は容易いと思います。
今年近所で捕獲した知人は、西洋ミツバチのハチミツを塗っていたようです。
分封時期までに古い待ち箱は掃除しておいたほうが良いと思いますよ。先住者がいるかもわかりませんからね(笑)

自然の変異

そっか~、オオスズメバチも生態系維持の大いなる功労者という訳ですね。
これで毛虫が嫌いなハンターが山へ入らなくなり、ますます鳥獣被害が大きくなるかも…。

これからは二ホンミツバチを飼うのにも飼育許可がいる時代なんですか…。
そんな制度を作る前にもっと重要な事ありますよね。

じゃんさん

ミツバチが増えたので山の実が豊作になり鳥獣害が減少するほうを期待しているんですけどね。
先日、被害視察で山に入ったら体がカイカイになりました。ワナ設置はしんどいですね(笑)

世の中には色んな法律があって良いことしようとしているけど実益が伴わないってことが多いですね。
多くの人が日本ミツバチを飼育することで直接的に農薬に対する危険性が理解でき問題意識を持って使用を制限する方向に向かえば嬉しいですね。

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動物の生態を観察し、猟・漁の技術を高め、獲物の処理と調理方法にこだわり美味しく頂くこと念頭に行動しています。

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