狩猟民族の館(Hunting Factory)

狩猟、川漁、採取に関することをメインとしたブログのはずが、最近は農耕民族となり無農薬、無化学肥料、自家採取種、温床による育苗、無肥料にも挑戦、で野菜作りもやってます。そして日本ミツバチも飼い始めましたが前途多難。since2007.7 

鳥獣害防止対策セミナー

「平成20年度鳥獣害防止対策セミナー」に行ってきました。

主に行政の役人達を対象にしたセミナーのようでした。

内容は、以下です。

(1)岡山県における農作物鳥獣害防止対策への取り組みについて

(2)農業者における狩猟免許の取得について

(3)農作物鳥獣害防止対策に対する市町村の取組事例について

(4)講演「今後のイノシシに対する被害対策の在り方について」

(5)捕獲柵、防護柵の設置上の留意点


F1000651.jpg


内容の中で最も参考になった項目は

(4)講演「今後のイノシシに対する被害対策の在り方について」でした。

講師は「農業研究センターの研究員」の方で、イノシシ、ニホンジカ、ニホンザルの生態や特徴などを、野生の個体や捕獲した固体で数々の実験をして解明し、対策方法をアドバイスしています。

興味深かった内容を一部列記すると

・道路法面の芝が、冬季のエサ不足で自然淘汰されるシカを救っている。

・樹木の伐採で奥山と里山の獣類が分離され里山に残った固体が被害を出す。

・イノシシの仔を獲っても、親が残っていると2度目の出産をする。

・米の品種が変わって、山ではエサ不足の時期である8月、9月にエサの確保ができるようになった。

・イノシシはニホンザルより知能が高い。

・獣類は明治時代の乱獲で減っただけで、それ以前は大量に生息していた。

・駆除員の駆除実績は、以前の倍にもなっているので負担が大きい。

非常に内容が濃くて、勉強になりましたね。


研究で判明した生態から対策マニュアルのようなものを岡山県が作成していました。

それが、これです。

IMG_3487.jpg


最後に、野外研修として捕獲柵と防護柵の展示と説明がありました。

F1000652.jpg


私は今年からワナ駆除の担当者として地区の半分を任されているので、補助金が下りる柵の作成を地元企業に依頼しています。

でも、何ヵ月経っても完成しません。その間、駆除依頼は多数来ています。

このままでは申し訳ないので、自腹で市販の柵を購入することを考えていました。

映像の柵は講師をされている研究員の方と、実際に駆除に従事している駆除員兼鉄工所経営の方が、イノシシの親を獲る柵として作成したものです。

数々の工夫があり、今まで見た柵とは少し違います。

このタイプは最新式で、塗装にも工夫があるそうです。

値段は、通常の1.4倍もします。でも、獲れないと意味が無いので、この展示用として用意している1基を無理を言って購入しました。

これで、これから始まる桃畑での被害にも対応できるので、ほっとしました。

獲れる獲れないは解りませんけどね。でも、講演を聴いた後なので、獲れそうな気がします。

1基だけですが、これを転用して何ヵ所にも使える方法を伝授してもらいました。


今回のセミナーは、私的には非常に有意義で為になったので、参加して良かったと感じました。

今後ともこのようなセミナーに農家、駆除員、役人が参加して、効率的な対策方法を知れば鳥獣被害は激減すると思います。


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コメント

この冊子、かなり為になりそうですね(^^)

シェフさま

そうです。かなりイケテル冊子だと思います。
生態から効率的な防護方法までを記述しています。
農家の方に1冊づつ配れば喜ばれると思うんですが、そんなことはしていないようです。
このセミナーは、農家の方を対象にしたものとすべき内容でしたね。

この柵は一年中設置しておくのですか?
それとも使用しないときはどこかに収納しておくのですか?
移動もけっこう大変そうですね(笑)。

まっきー さん

この柵は、分割式になっていて持ち運びは楽です。でも、設置するところの伐採や整地が大変ですね。固定式の柵もありますが、これは、移動用として購入しました。
これ立ててしまえば1m×1mなので場所は取らないです。

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動物の生態を観察し、猟・漁の技術を高め、獲物の処理と調理方法にこだわり美味しく頂くこと念頭に行動しています。

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