FC2ブログ

狩猟民族の館(Hunting Factory)

狩猟、川漁、採取に関することから始めましたが、野菜作り、ミツバチ、キノコ、朝市のカテゴリまで増え、広く深くという内容になりました。一般の方が知らない世界を覗けます。since2007.7 

鮎卵の孵化放流

10月15日に、鮎卵を2500万粒放流しました。

河口堰の上流で、流れがなく海に近い場所でイカダに結びつけて放流します。

要領は、まず、陸上で竹の筏を作りそれを川に浮かべます。

IMG_5540.jpg

その筏にシュロの葉に付いた卵をくくりつけます。

IMG_5542.jpg

25束が一本になっていて、それが全部で14本です。

IMG_5544.jpg

鮎卵は、こんな感じにシュロに付着しています。

IMG_5549.jpg

透明なものは、卵の中で稚魚が育っており、白濁したものは受精していないもののようです。

透明な卵をじっくり見ると、目玉が2つあるのがわかります。

IMG_5550.jpg

着水と同時に、離れて漂う卵が多数。

それを見つけた小魚達が大量に集まって捕食します。

IMG_5546.jpg

この日に合わせて採卵して受精させているので、夜には8割くらいは孵化するようです。

孵化した稚魚は泳ぐことができないので、漂いながら餌が豊富な海に下り成長して翌年の春に再び川に遡ってきます。

2500万粒の内、25万匹から50万匹数が遡上できればこの事業は大成功だそうです。

こんなことをせずに自然繁殖するのが理想ですが、ダムや堰などの人工物により自然の営みを遮断しているので、自力で増殖するのは不可能に近い有様です。

漁協は、補助金や保証金などの収入が減り、昨年度は赤字経営になってしまいましたので、今後、こういった魚を増やす事業がどれだけやれるかが問題です。

魚が住みやすい環境を考えずに河川を利用してきたツケは永遠と続きそうです。

スポンサーサイト



コメント

川で暮らす魚にとっても、それを生活の糧にする人々にとってもなかなか深刻な問題ですね!  
2500万粒の内、25万匹‥‥100分の1ですか、かなり甘い計算だと思いますね。   
自然繁殖だと4000~5000分の1程度じゃ無いでしょうか!

ダイチャンさん

鮭の放流では、1%から2%が目標のようです。高梁川には河口堰があるので、昨年度のように孵化時期に雨が降らないと海に流れ込む水がゼロになり、全ての自然繁殖で生まれた稚魚は死滅します。上流のダムの影響と少雨で水量が減り、河口堰で水を遮断して取水しているので、今後も自然繁殖に期待はできません。実際には、この事業で孵化した稚魚が運良く海にたどり着き成長しても春に少雨だと河口堰を上ることができませんので、現状では春に行う稚魚の放流に頼っている状況です。

自然破壊のツケ

「ワシの若い頃にはこの川にも鮎がたくさんおってのう…。川ガニなんか売るほど獲れたもんじゃ」
「今は特別天然記念物になっとるキジやヤマドリなんかもたくさんおった。狩猟鳥でたくさん獲ったもんじゃ。美味かったのぅ。」

将来川ガニじい様が昔話をするようになる頃は、こんな風になってたりして(笑)。
豊かな自然環境を護っていきたいものですね。

鮎も鮭と同様孵化した川にもどって来るものですか(?)
もどって来るとしたら、鮎卵、もっと多くしたら稚魚の放流少なくてすむのではないですか。
どちらがマネーがかからないのかな?
どっちにしても、役員さんは、大変ですね。
川猟、山猟くたびれおださないで、頑張ってください。

じゃんさん

私がじいじいになる頃には、そうかもわかりませんが、その先では、水は空気中から取り出したり空気中に放出したりが自由自在になり、河川の水を利用する必要がなく人工的な構造物が姿を消すのではないかと予想しています。まだまだ今は幼稚な時代なので利権がらみで無駄なものが造られているのだと思います。自然が豊かになったら、何でも獲り放題だ~!(笑)

琥蛇把璃さん

鮎の場合も鮭と同じく孵化した川に戻ってくるようですが、隣の川に遡上することもあるようです。鮭ほど遠距離まで離れず汽水域の辺りを回遊しているらしいです。
鮎卵の放流は自然環境と人工の構造物に左右され、毎年、成果が期待できないと考えているようですから、稚魚の放流に力を入れているようですよ。
川漁も山猟もプレシャーでくたびれました(笑)

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

 | HOME | 

Calendar

« | 2020-09 | »
S M T W T F S
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 - - -

Monthly

Categories

Recent Entries

Recent Comments

Recent Trackbacks

Appendix

川ガニ

川ガニ

動物の生態を観察し、猟・漁の技術を高め、獲物の処理と調理方法にこだわり美味しく頂くこと念頭に行動しています。




script type="text/Javascript" src="http://ashia.to/client/js.php?id=558&enc=euc">