狩猟民族の館(Hunting Factory)

狩猟、川漁、採取に関することをメインとしたブログのはずが、最近は農耕民族となり無農薬、無化学肥料、自家採取種、温床による育苗、無肥料にも挑戦、で野菜作りもやってます。そして日本ミツバチも飼い始めましたが前途多難。since2007.7 

狩猟用のナイフ

このナイフは、私が猟の時にいつも腰にぶら下げているモノです。

イノシシの皮剥ぎ用のモノですが、鳥の処理をする時にも使っています。

F1000005.jpg

作ってくれたのは、日本刀の鍛冶屋さんです。

ナイフなんか作れるのかな?と思い、聞いてみると、「何を切るのに使うのですか?」と聞かれ、「鳥獣の肉です」と言うと、「肉を切る刃物は任せてください」と言われました。

えっ?肉を切る刃物は任せろ?

げっ!日本刀ってそう言えば、肉を切る刃物なんですね・・・

非常に恐ろしい会話でしたが、納得して作ってもらいました。


日本刀の鍛冶屋さんですから、以下のようなそれなりのこだわりがあります。

その1.
皮を剥ぐのに使うのならこの角度、刺し止めに使うのならこの角度、と使いやすい持ち手の部分の角度があるので、用途に合わせた角度で作る。

その2.
日本刀と同じ刃の形状に作ると、ナイフを入れた所が開くように切れるので、脂が乗っているイノシシでも、刃が肉に密着する事が無くよく切れる。

その3.
焼入れは、出来るだけ低い温度で入れ、刃先は柔らかくする。
この理由は、刃先が固いと目に見えない先端の部分では刃先がもろく、すぐ切れなくなり、柔らかいといつまでも先が鋭角なままになっている。
刃が柔らかいと砥石の目を映すので、仕上げ砥石の目が細かければ細かいほど刃先が鋭くなって良く切れるし、長切れする。

鍛冶屋さんは、以上のこだわりを持ち、こちらの要望としてはグリップの部分は鋼にして下さいということで、作ってもらいました。


使い心地ですが、天然仕上げ砥石の目が細かいもので砥いでおくと、はっきり言ってメチャよく切れます。怖いくらいです。

鳥の処理くらいでしたら、何十羽でも砥がずに使えますし、砥ぐ時にも仕上げ砥石にあてるだけでOKです。

欠点は、少しお高い天然仕上げ砥石の目の細かいもが必要なこと、硬いものを切ると切れなくなること、手を切ると切り口が開き治りにくいこと、くらいですかね。

私の場合、本来の用途である、イノシシの皮剥ぎにはあまり使わないので、そちら方面では他のナイフと比べてどうかは解かりません。

使っている友達の話では、イノシシなら1頭くらいは砥がずに楽に捌けるので、他のナイフは使えないとか。

この猟期も、これをフルに使えるほど獲物を獲りたいものです。


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コメント

切れそー

作った方、依頼主のこだわりが出ていいナイフですね。
私の父の年代の狩猟刀は日本刀でした。実家の周りの古い農家には、必ず古い日本刀がありそれを切断して使っている猟師が多かったです。
もちろんちゃんと登録して使っていました。

オンリーワンてとってもいいですよね(^^)v。コンビニ、ファミレス、最近オンリーワンを楽しいと思う人が少なくなって来たのでは?と思う今日この頃。

使いやすそうなナイフですね。冬になると我が家も鶏を捌く事が多くなるので、私も鍛冶屋さんに相談してみようかな?

ルース2191さま

色々こだわりをもって作ってもらっていても、実際に使い込まないと良し悪しの判断が出来ないのですが、私が鳥以外の4つ足を獲る数が少ないので、そちらの使い勝手がいまいちハッキリとしないのが残念な事です。
こちらでも日本刀をナイフや包丁ににされている方がおられます。やはり登録は必要なんですね。

シェフさま

私は、限定品とか、1点ものと言う言葉に過剰に反応してしまいます(笑)
このナイフは、脂の乗ったイノシシの皮を剥ぐのに、何本ものナイフを砥ぎながら使う事が多いので、鍛冶屋さんと相談して砥がずに1本で捌けるナイフということで作ってもらいました。違う意味でオンリーワンですかね(笑)

セラヴィさん

私も猟期になったらなぜか鳥を捌く事が多くなるので、それ用に良く切れるナイフが欲しいのですが、この鍛冶屋さんは、片刃に仕上げる機械がないので、手で削って片刃にします。細工用の小刀は作っていますが、普通の包丁は作ってもらえません。
今は、本職が使っているステンレスで出来ている肉の捌き用のナイフを使っていますが、すぐ切れなくなります。頻繁に砥ぎながら使うように出来ているようです。あまり良く切れないですね。

シンプルだけど工夫とこだわりのあるナイフに仕上がってますね。鋼のガットフックってちょっと見ないですもんね。

トシベエさん

左のナイフのこだわりは、ズバリ!ガットフックです。一般にはプレスモノ以外には無いと思います。焼きの温度を揃えるのが大変なのでこの形状になりました。昨年から使っていますが、皮と上手くかみ合わないと切れにくいので、今年は、この形状に変えてもらいました。少し前に出来上がったのでまだ使っていません。砥ぎ用に専用の砥石も作ってくれています。上手く切れるといいのですが・・・そうなれば他に無いものなので、需要が結構あって鍛冶屋さんも助かるのではないかと思います。

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動物の生態を観察し、猟・漁の技術を高め、獲物の処理と調理方法にこだわり美味しく頂くこと念頭に行動しています。

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